こんにちは。
玉穂木材工業株式会社 菅沼(良)です。
今回は、耐震等級3・制震工法のお家の紹介です。
耐震等級
このお家は、耐震等級3の建物となっています。耐震等級3というのは、耐震等級1(建築基準法レベルの耐震性能を満たす水準。建築許可を得るための最低条件。)の1.5倍の強度となります。耐震等級3の建物というと、消防署や警察署などの防災施設になる建物に多いです。その耐震等級3は、住宅性能表示制度で定められた耐震性の中でも、最も高いレベルとなっており、震度6強~7の大地震が起きても、軽い補修程度で住み続けられる家と定義されています。立て続けに震度7の揺れが発生した熊本地震では、この耐震等級3の家が、揺れに耐えていました。
制震工法
制震工法は耐震工法とは違い、強い揺れに「耐える」耐震に対し、揺れを「吸収し抑える」事を目的としています。耐震等級を上げれば、地震には強くなりますが、2度3度と繰り返す余震には安心と言えない所もあります。建物は、繰り返す余震には、徐々に強度が低下していきます。制震工法は、大地震時の建物への変形を吸収し、建物各所への負担を軽減します。繰り返し起こる余震には、その効果は抜群です。
Hiダイナミック制震工法
今回のお家では、Hiダイナミック制震工法を取り入れています。オイルダンパーを用いた制震工法で、東日本大震災においても、このオイルダンパーを用いていたお家では、本震だけでなく、繰り返し来た余震にも効力を発揮し、地震後もそのままお家に住み続けられたそうです。
今回のお家では、4箇所にこのオイルダンパーを取り付けています。
また、このHiダイナミック制震工法は、新築時だけでなくリフォーム時でも取り付けられます。弊社においては、耐震工事で既にその施工実績があります。
お問い合わせ
玉穂木材工業株式会社
静岡県御殿場市ぐみ沢1359