こんにちは。
玉穂木材工業 菅沼(良)です。
先週、ナイスの大展示会がビックサイトで行われたので、視察に行ってきました。
私は、ビックサイトへ行くのは初めてです。到着してみると、会場は予想以上に広かったです。
会場内に入り早速展示物を見たのですが、展示物は大きく分けて、住宅設備(住設)と木材関係があります。
家を建てる時には、どちらもとても大切なものですが、近年、住設に目を奪われがちで、木材に対する関心が少し薄れてきてしまっているような気がします。
しかし、そんな木材もまた見直されはじめ、色々なものが開発され、色々な用途ができてきています。
時間の関係上、隅々までゆっくり見ることが出来ずに残念なところもありましたが、新しい発見などもあり、とても有意義な時間を過ごせました。
たくさんある展示物のなかで、私の中でひときわ目を引いたのは、神代木です。神代木とは、土中や水中に数百年から数千年もの長い年月埋もれて保存された木材のことを言います。木材は本来、水などにさらされ続けると、腐ったり虫などに食べられたりしてしまします。しかし、土中や水中の中で酸素が遮断された状態になると、腐敗せず元の状態が保たれ、色は灰色から蒼黒色に変わります。
今回展示されていた神代木の樹種は、杉です。なので神代杉と呼ばれます。この神代杉は、秋田県由利郡で発掘されたもので、過去の大噴火で埋没したものだそうです。樹齢は1500年で直径12尺(3.6m)もあったそうです。先月、岐阜でとてつもなく大きなけやきを見てびっくりしたのですが、この神代杉もそれ以上のインパクトです。このような杉は、もう二度と出てこないでしょうね。