こんにちは。
玉穂木材工業(株) 菅沼(良)です。
本日は、引渡し直前の物件の「社内検査」を行いました。
社内検査とは、完成した物件をお客様にお引き渡しする前に、どこか不具合はないか、または汚れ等はないかなど、社内で検査・確認をすることです。
一件の物件の工事を行うのに、十数社の工事業者が入ります。細心の注意を払って工事を行いますが、どうしてもちょっとした汚れや、住宅設備の調整不足などが発生してしまいます。
基本的にそれぞれの物件には、その物件担当の現場監督がついています。その監督が工事開始から終了まで、施工管理をするのですが、一人で毎日同じものを見ていると、「目の慣れ」が生じてしまいます。目の慣れというものは怖いもので、ほんのちょっとしたことを見落としてしまう事があるのです。仕事を一生懸命すればするほど目の慣れが生じますので、致し方ないことかなと思いますが、それではいけないので、社内の別の監督も入れて物件の総点検を行います。
一人で見るより、5～6人の目で見た方が確実に色々なものを発見できます。最近の車業界で言えば、スバルのアイサイトとでもいうのでしょうか。一つのカメラでみるよりも二つのカメラ(ステレオカメラ)で見た方が、確実にものを捉えられます。
この様に、出来るだけ多くの目で見て物件を検査し、お客様にお引き渡しをする際には、お客様に満足してもらえる様にしておきます。
担当の現場監督はとても緊張すると思いますが、これは決して粗探しではなく、しっかりとした物件に仕上げるためのものであり、また、次の物件への教訓とするためです。
また、他の監督にとっても、自分以外の現場を見る事で勉強にもなるし、参考にもなると思います。
これだけ多くの人に、物件の隅々まで見られると、現場監督にとってはとてもプレッシャーのかかることだとは思いますが、やはり一番はお客様に喜んでもらうことです。お客様にお引き渡しするときに、何か不具合があっては困ります。お引き渡しは、お客様の夢の実現の瞬間です。お客様の夢の実現が最高のものになる様に、これからも社内検査を行い、更に成長した玉穂木材になれるようにがんばります。
